成長期だからこそできる矯正治療があります
保護者の方にとって、お子様の未来ほど大切なものはないと思います。当院では、お子様の未来を考えた、矯正治療を行っています。お子様の成長が著しい成長期を上手く利用し、成長の方向を導いてあげることで、きれいな歯並びと美しい横顔を手に入れることができます。お顔の発達も併せて誘導することで、お口の機能や口元まで改善できる可能性があるのです。
お子様の歯並びが気になる、という保護者の方は、近年増加しています。保護者の方ご自身が歯並びにコンプレックスを抱えていらっしゃったり、虫歯や歯周病で苦労した、という経験によるものが多く、そういった苦労をお子様にさせたくない、とお考えの方が多いようです。矯正は大人になってから行うよりも、お子様のうちから取り組んだ方が、さまざまな機能を整えることができ、抜歯を回避できる可能性も高まります。
お子様の歯並びで
こんなお悩みありませんか?
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永久歯が
曲がって生えてきた! -
アゴが小さくて
歯が綺麗に
並びそうにない -
受け口で前歯が
逆になっている!
平成23年の厚生労働省の調べで、
叢生(乱ぐい歯)のある子どもの割合は
約44%ということがわかりました。
その前の調査では、叢生のある子どもは
約35%だったので、
歯列不正のある子どもは
増えているということがわかります。
高齢の方の残存歯数や虫歯の本数は
改善傾向にあるのに、
歯並びが悪い子どもは増えているのです。
なぜ歯並びが
悪くなるのでしょうか?
歯並びが悪くなってしまう原因として、顎の大きさに関しては遺伝が大きな割合を占めています。
特に受け口は遺伝の要素が非常に大きいと言われています。
しかし近年、生活習慣も同じくらい歯並びに影響を与えているということが分かってきました。お子様の生活習慣、大丈夫ですか?
顎が細くなる食生活のため
子どものため、と思って、細かく刻んだものや柔らかく煮込んだものばかり食べさせていませんか?子どもの顎が細く、歯並びが悪くなってしまうのは、食生活が大きく関係していると言われています。しっかり噛むという習慣がないと、顎の骨が発達しないため、歯の大きさに顎がついていかず、歯が並ぶスペースが足りなくなってしまうのです。
歯並びを悪くする悪習癖
- 口呼吸をする
- 指しゃぶりをする
- 舌の位置が悪い(突き出したり噛んだりする)
- 頬杖をつく
上のチェックリストを見てください。1つでも当てはまるなら、歯並びに悪影響を与えている可能性があります。癖は自分では気付きにくいものです。
保護者の方がしっかりお子様を観察し、注意してあげることが大切です。
歯並びが悪いことによるデメリット
お子様の健全な発育に
悪影響を及ぼします
歯並びが悪いと、様々な弊害が生まれます。お子様の健康な今と未来のために、しっかりと考えてあげましょう。
虫歯や歯周病に
なりやすくなる
歯並びが悪いと、歯磨きがしにくいため、虫歯や歯周病になりやすいと言われています。特に歯と歯の間には、汚れが蓄積しやすくなり、虫歯や歯周病が進行しやすい状況がずっと続いてしまいます。さらに、虫歯で欠けたところに隣の歯が倒れこんだり、歯周病で歯が動いてしまうと噛み合わせが変化し、顎関節症などの症状をきたす場合もあります。こうした悪循環を防ぐためにも、早めの治療をおすすめします。
正しい発音が
しにくくなる
発音の構築には、喉の奥の声帯だけでなく、歯や舌、口唇が関与しています。歯列不正があると、唇が上手く閉じられなかったり、歯と歯を上手く噛み合わせることができなかったりして、ことばが不明瞭になることがあります。また、舌の動きが悪かったり、弱かったりしても、発音がしにくくなります。
歯並びの悪さが
コンプレックスとなり
消極的になりやすくなる
歯並びに自信がなかったり、ガミースマイル(笑うと歯茎が見えてしまう)だと、人前でニッコリ笑えなかったり、口元が気になってうつむき加減になってしまうことがあります。特に中学生の頃からは、歯列不正があることがコンプレックスになってしまい、劣等感が強くなる傾向があるということも研究により分かっています。
MERIT お子様のうちに矯正するメリット
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MERIT 01
成長する力を利用した
矯正治療が可能 -
MERIT 02
骨の代謝が活発なため、
成人より歯の動き早く、
痛みが出にくい -
MERIT 03
口呼吸や舌癖を早期に
治すことで
不正咬合の
悪化を防いだり、
改善することが期待できる
お子様の矯正はいつから始めたらいいのか?
小児矯正開始時期の目安
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乳歯列期
乳歯が生え揃う
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混合歯列期一期治療
乳歯と永久歯が混在
一期治療(乳歯列期)
一期治療は主に乳歯が残っている、成長期以前の小学校中学年以下のお子様が対象となります。この時期は顎の骨や顔の筋肉が著しく発達するため、その成長方向をコントロールすることでお顔全体の発達を誘導します。顎の骨の成長を上手く利用することで、お口の中のスペースを広げ、きれいな歯並びを目指します。
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永久歯列期二期治療
永久歯が生え揃う
二期治療(永久歯列期)
二期治療は永久歯が生え揃った12歳以上のお子様や、大人の方に対して行う矯正治療です。治療方法は大人の矯正治療とほぼ変わりませんが、年齢が若いほど顎の骨が柔らかいため歯を動かしやすく、治療期間が短縮される可能性が高くなります。一期治療で整いきらなかった歯並びも二期治療で治すことができます。
お子様の矯正の種類
MFA (筋機能装置)
歯そのものより、口周りの筋肉などに働きかけることで、歯並びを整えるための装置です。舌の癖などを治したり、口腔周囲筋の機能を正常にすることができます。
- メリット
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- 口腔周囲筋に働きかけるので、歯列だけでなく、機能回復もできる
- 口腔周囲筋に働きかけるので、顔立ちが整う
- デメリット
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- 使用時間を守れないと効果がない
(使用者の自己管理となる) - 並行してトレーニングが必要であり、患者様や保護者の方の協力が不可欠
- 使用時間を守れないと効果がない
床矯正
歯列弓を広げるための装置です。歯に、針金でできたクラスプ(ばね)を引っ掛けて取り付けます。真ん中にネジがついており、それを少しずつ回すことで、装置自体が広がり、顎の骨に作用して顎の骨の成長を促していきます。
- メリット
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- 取り外しができるため、虫歯になりにくい
- 歯列や顎を広げることで歯の並ぶスペースが作れる
- デメリット
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- 使用時間を守れないと治療が進まない
(使用者の自己管理となる) - 装置自体の操作が必要なため、保護者の方の協力が必要
- 使用時間を守れないと治療が進まない
ブラケット矯正
(通常矯正)
あらゆる歯並びを治すことができる装置です。歯の表面にブラケットという小さなボタンのようなものを取り付け、ワイヤーを通します。
- メリット
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- お家での作業は必要ありません。
- 歯をきれいに並べることができます。
- デメリット
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- 取り外しができないため、歯磨きをしっかりとしていただく必要があります。
- 異物感があります。
- 歯の表面に装置を着けるため、少し目立ってしまう可能性があります。
矯正治療の流れ
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初診カウンセリング
歯並びに対するお悩みや、困っていること、生活環境や今後どうしていきたいかなどをお伺いいたします。知りたいことはなんでもご質問ください。骨格に問題があると疑われる場合は、ご両親や親戚の方のお顔立ちについてお伺いすることがあります。当院の初診相談料は無料ですので、お気軽にご相談ください。
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精密検査
更なる検査や治療をご希望される場合には、精密検査を行います。レントゲン写真やお口の中の写真をお撮りします。お口の中の型も採らせていただきます。また、必要に応じて、その他の検査を追加で行うこともあります。
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治療方針説明
精密検査の結果をもとに、どのような治療が必要なのか、どんな方法があるのかをしっかりとお話しいたします。お口の中の状況や歯の大きさなどをコンピュータを使って分かりやすくご説明いたします。矯正治療は不正咬合の種類によっては最適な治療開始時期があります。その適切なタイミングに効果的な治療を行うことで、治療のトータル期間を短くすることができます。ただし、対象の年齢でないと、この方法は利用できません。
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矯正治療開始
矯正治療を希望される場合は、装置を作り、または歯に装着し、治療開始となります。定期的にご来院いただき、経過を観察し、必要な処置を行います。経過観察にお越しいただけないと、治療が滞ることがありますので、予約をキャンセルされる場合は、早めにお取り直しください。
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保定期間・予後観察
歯が後戻り(元の位置に戻ろうとすること)を防ぐために、専用の装置を着けていただきます。お子様の矯正の場合、永久歯が全て生え揃い、安定するまでは、保定装置を使っていただくことが多いです。
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